兵庫県新品種いちご勉強会に出席しました

最近はどの野菜もとにかく品種が多様です。
いちごも例外ではなく、ここ数年は毎年新しいいちご品種を目耳にします。
10年以上前は、産地で新品種を開発していて、
西日本では「博多とよのか」や、福岡の「あまおう」が有名でした。
それが、各県ごとの品種開発に発展し、現在は兵庫県も県の開発した新しい品種を2品種推奨しています。

今回は第1回目の新品種イチゴ勉強会、ということで
エースクールで今後導入するかの検討も兼ねて、参加してきました。

新品種は
とちおとめ×さがほのか交配の「あまクイーン」
さちのか×とちおとめ交配の「紅クイーン」

勉強会では、これらの新品種の特徴や管理において注意すべき点などを知ることができ、
試験圃場も最後に見学させて頂きました。

 

高設の試験圃場
2017.11.22新品種3

土耕の試験圃場
2017.11.22新品種1

土耕の入り口に設置されたネズミ捕り

2017.11.22新品種2

こちらの試験場の見学でもそうだったのですが、
他の生産者の方の圃場見学に行くと、ハウス内外に必ずその生産者なりの工夫を発見します。
これは自分の圃場だけにいては触れられないことで、
勉強会や研究会に参加する利点の一つだといえます。

さて、新品種を導入するにあたって着目すべきことはたくさんあるのですが、
特に大事なことは、
「病害虫抵抗性」の強さではないかと私は思います。
これがクリアできなければ、いかに管理がしやすくて美味しい実ができる品種であったとしても、
継続的に栽培することは困難です。

ちなみにエースクールで栽培履歴のある品種は
1年目 とよのか+章姫
2年目 章姫+さちのか
3年目(本年)さちのか+紅ほっぺ
です。
1年ごとに作ったことのない品種を導入し、
エースクールの栽培販売体制にあった品種を選抜しています。

新規就農などでいちごを栽培すると決めたら、
次に品種を決めて苗の取得が必要になります。
品種の特性などの情報はいまやインターネットを検索すると沢山得られますが、
お勧めするのは、まずは
地域の農業普及センターや地元の生産者の方々から広く情報を集めることです。
それから自分なりに納得を得る為にインターネットを活用する順番がいいかと思います。

ちなみに兵庫県の新品種の栽培マニュアルは
兵庫県立農林水産技術総合センターのHPに掲載されています。
http://hyogo-nourinsuisangc.jp/99nouka/20161209I-3,4manual.pdf

ゼロから学べる週末農業学校

エースクールhttp://aschool.info/

2017年11月22日リンクURL