いちごにUVランプ

いちごの病害虫で被害が多いものは「うどん粉病」と「ハダニ」です。来週から暖かくなるようですが、気温があがると、これら病害虫には要注意になってきます。

それが、なんと、この2大病害虫に効果があるといわれている装置があります。

「タフナレイ」という紫外線ランプです。

これを夜中に照射すると、いちごの免疫力があがり病気になりにくくなるという事です。

実際に、使用している農家から聞きましても、「効果あり」という話は聞きます。

エースクールでは、これまで使っていませんでしたが、検討しています。明日も業者と打合せします。

決して安いものではありませんが、2大病害虫が発生すると収量は激減しますから、もし、これで防げるのであれば、投資としては悪くないかも知れません。

2019年2月14日リンクURL

今年のいちご

今シーズン、近所の直売所やスーパーを見てますと、神戸近郊のいちごが少ないように思います。それも例年に比べると極端に少ないように思えます。

おそらく昨年の夏の暑さ、秋から現在までの気温の高さが影響しているのではないかなとも思います。特に、いちごにとって夏は苗づくりの時期で、大事な時期でもあります。この時期の猛烈な暑さが、苗の生育に影響しているのではないかなと思われます。

苗が少ないとは聞いてましたが、収量にも直撃しているのではないかなと推測します。

エースクールの「いちご」はどうかと言いますと、例年に比べると少し少ないかも知れません。

ただ、幸いなことに、それほど極端な減収というわけでもありません。

さて。これからがいちごの本格シーズンになります。いちご農家は、ここから勝負です。


2019年2月4日リンクURL

規模拡大ちょっと待って

農業を始めますと、色々な方面から規模拡大への誘惑がやってきます。

うちは、経営農地1.1haで、そのうち、卒業生が使っているのが30a、いちじくが30a、いちごが5a、トマト2a、残りは育苗ハウスや農業塾の実習で使っています。

従って、実質農業経営で使っているのは40aほどになり、規模的には小規模農家の部類かなと思っています。そして、この農業経営と農業塾経営のミックス経営がうちの特徴です。

さて。

規模拡大の話ですが、「資本力がある企業で農業をする」というような場合を除いては、あまりお勧めしません。

今、世の中を見まわしますと「売り上げ何千万円、何億円」という数字が目に留まり、「売上を上げる事」こそが、あたかも良いことのように称賛される傾向があると感じます。

しかし、個人で就農する場合、本当に大切なのは「自身や家族の幸せ」なハズ。これを忘れないで欲しいと思います。

そして、数字で言えば、「農業で売上を拡大しようとすると、おのずと設備投資して規模拡大する必要がでてきます。」

これが1次産業の農業の特徴なのかも知れません。そうすると資金力が大事になってきます。逆に言えば、資金力があれば、売り上げを拡大する事はそれほどハードルが高いものではありません。

それよりも、難しいのは「利益を上げること」

まずは「小さな規模でも利益を最大化する事」に取り組んで欲しいと思います。その上での規模拡大なら、良いかなと思います。

例えば、いちご。

1パック350円で販売するのと700円で販売するのとを比べて、作るのに必要な経費は、おそらく大きく変わることはないでしょう。

当然、農家によって変わりますが、350円で販売する農家もきっと、一生懸命に作っているハズです。

でも、700円で販売できれば利益は単純に倍になります。

ここが考え方の一つの分岐点かも知れません。

350円での販売を前提に生産しようとするとどうしても規模拡大して量で勝負せざるを得なくなります。

一方、700円での販売を前提とすると、350円の場合の半分の生産量で済むことになります。

どちらの方向に行くか。これが問題。

今回のお話は、個人ならば、まずは後者で勝負すべきじゅやないかなということなんです。

ひとつひとつ丁寧に販売する事を考えて欲しいなと思います。

今の時代。日本は益々少子高齢化で人口は減る一方です。そして大量生産型の農業は資本力のある企業にはかないません。まして輸出とかは個人では勝負にならないかも知れません。

だから個人の方には絶対「利益追求型の農業」をお勧めします。

2019年1月31日リンクURL

籾殻燻炭作り

籾殻燻炭作り

今日も、とんでもなく暑い一日でした。

そんな中、籾殻燻炭を作ってました。

暑くて大変でしたが、これをイチゴ栽培用のハウスに入れて、土づくりします。

籾殻燻炭には、多量のケイ素が含まれていて、これが、病気の予防、とくにウドンコ病予防に効果があるという事で、昨年から入れてます。

確かに、昨年、ほとんど病気は出ませんでした。その結果、農薬も、ほとんど使ってません。一昨年までと比べると、雲泥の差です。

もちろん籾殻燻炭だけの効果ではないでしょうが、これを含めて、しっかりと土づくりをしていくのが、大切ですね。

79373587-3DFB-4A4B-9138-A4A35D355F64

 

 

2018年7月2日リンクURL