農業機械など

昨日、農業塾の講義でした。午前1回、午後1回のダブルヘッダーで、スケジュール上、たまたま2回とも私(田中)の回となり、受講生の皆さまはお疲れ様でした。(笑)

さて。農業を始める時には、どうしても機械や設備が必用になってきます。家庭菜園ならまだしも、業としてやって行こうと思いますと、くわや鋤だけで、できるようなものでもありません。

そこで、どんな機械があって、どのくらいのお金がかかるのか、などのお話もしてみました。以下、講義スライドの一部です。

まあ、今や、お金さえ出せば、なんでもあります。すごい時代ですよね。

見てると、特に男性は、何でも欲しくなってしまいますが、本当にキリがありません。

極力、無駄なものは買わないで済むようにしたいものです。

その為には、準備の段階では、なかなか難しいかも知れませんが、それでも、まずは、目指す「農業」ある程度、見据えておく事も大事になってくるかと思います。

農業機械は、汎用性が低いものが多いのです。作物が変わると対応できなくなるものばかりなのです。

「目指す農業」を見据えるというのは、「生き方そのものを見据える」ということなのかも知れません。

それでは。


2019年2月3日リンクURL

トマトの種まき

1月26日(土)、週末農業塾11期生の生徒さんと一緒に、今シーズンのトマトの種まきを行いました。

今シーズン育てるのは「麗夏」という大玉トマトと「ルネッサンス」という中玉トマトの2種です。

種は1袋540円。およそ15粒~20粒程度入っています。エースクールでは30mのハウス1棟分なので、300苗もあれば十分な量になります。

128穴のセルトレイに、1粒づつ手で蒔いていきます。

ちなみに培土は、サカタのプライムミックス1という種まき専用培土です。

種をまき終えたら、土を被せ、十分に水をやり、更に新聞紙を被せて、育苗用ハウスの電熱温床の上に並べ、20度設定で発芽まで保温します。

ビニールトンネルをかけ、遮光ネットを被せておきます。

この状態で、およそ1週間、発芽を待ちます。

今年は気温の上下が激しいので、特に、温度の上がりすぎには注意して、時には換気もしてやります。上に遮光ネットを被せるのは主には温度上昇の防止の為です。

2019年1月29日リンクURL

卒業をまじかに控えた受講生の皆さまへ

昨年春に入塾頂いた受講生の方は、もうまもなく卒業という事になります。

1年間、長いようであっという間に過ぎ去りました。

今期は、トマトに始まり、いちじく、ブロッコリ、ホウレンソウと様々な作物ともご対面してきましたが、私の印象としては、台風で被害を受けたいちじくの印象が大きすぎて、大変な1年だったなと感じています。

受講生の皆さまには、この大変な1年を、近くで見て頂き、農業の大変さも十分すぎる位、感じて頂けたのではないかなとも思います。これは、そんなに経験することでもないので、良い?経験になったのかも知れません。

 

さて。この先、

進む道が決まっている人、まだの人、今のまま進む人、様々かと思います。

 

「もし今を変えたいと思うのなら行動するしかない」ということにはなりますが「変える」というのは、なかなか勇気がいることです。

また、変える事が良いことなのかどうなのかも、改めてじっくりと考える必要もあります。

さて。かくいう私も13年前に脱サラして今の仕事をはじめています。その前は10年間会社勤めしてましたので、大きく「変えた」事になります。皆さんを見てますと、当時の事を思い出します。

それで、当時、私は「どうやって、一歩踏み出したのかな?」って考えてみました。

すると、皆さんと比べると、私の能天気さが、際立って見えるのですよね。

それほど不安はありませんでした。それよりも、やりたいことは決まっていたので「早くやりたい」ばかり考えてました。

そして「やりたいことをする為には、どうすれば出来るのか?」という事を繰り返し考えていました。これについては、何度も何度もプランも練り直し、勉強し、試行錯誤していましたので、最終的には「一歩踏み出すのが楽しみでしょうがない」という状態でした。

独立後は、当初の計画に従って、ひたすら走り続けました。もちろん計画通りなんて行くはずはありませんが、右往左往しつつも、今、振り返りますと「当初やりたいと考えていたこと全てが実行できている」のです。

不思議なものです。

結局、やりたい事ができるかどうかって「思いの強さ」のような気がしてなりません。それと能天気さと・・(笑)

ちがうか、能天気の裏側には準備も大事になってきますよ(汗)

皆さんは、1年もの間、準備してきたので大丈夫!!もう1年前に既に行動に移してるのですごいことですよ。

残り少なくなりましたが、これからも、よろしくお願いします。

2019年1月21日リンクURL

農業の6次産業化とGAP

本日は、週末農業塾の講義日。昨年春の入学生は、いよいよ終盤。就農に向け、講義もより実践的になってきています。

表題は本日の講義内容。

今は、6次産業化、GAPなど、いわゆる農業の「経営化」に向けての支援策は、国レベル都道府県レベルでも数多くあります。その最新の情報を専門講師より解説頂きました。

6次産業化は、例えば、

「農家がレストラン経営を行う」

「トマト農家がトマトジュースを作って販売する」

「農家が農家民宿を運営する」

とか、いわゆる1次産業だけではなく、加工、サービスをあわせた6次産業として、農家自身が事業を行う事をさします。最近、数多く見かけるようになってきていますが、おそらく、国は都道府県が積極的に推進してきた成果かと思われます。

 

一方、GAPは、始まってまもない、これからのものとも言えます。

簡単に言うと、農業のISOのようなもので「生産管理体制を作って、しっかりと管理しましょう」というものです。

昨今の世の中、食の安全に対する視線は厳しくなってきています。この先、もしかしたらGAP認証を取ってないと取引きできませんというところが出てくるかも知れません。特に海外に輸出するなどの時には、一層、要求が厳しいものになっています。その時の備え的な考えもありますが、根本的には「効率化」を目指すものなので、自社の農業経営にも役に立つかも知れません。

こちらは、今、国や都道府県Hが推進をしはじめていますので、今後、まちがいなく認証は増えることでしょう。これらの施策は、農業を始めるに際して、トレンドとしても知っておくと役に立つものと思います。

 

では、これらを「自分に取り入れるべきなのか?どうするのか?」

これが、今回、講義を聞いた後、最も重大な関心事になるかと思います。受講生の皆さんも聞いた直後で、まだボンヤリとした感じだったので、これから消化していくことになるのだと思います。

ひとつ、私なりに指針を示しておきます。

それは、「自分が何のために農業をするのか?」これにより判断する。結局、ここに尽きると思います。

「周りがやっているからやる」「役場が進めるからやる」「補助金が貰えるからやる」では、かなり危険です。

もう一つ。

「これら施策が推進されている目的は何だと思いますか?」判断する上で、このような事も考えてみると良いと思います。

ざっくり言うと「6次産業化は農家所得の向上」「GAPは経営の効率化」です。

つまり、「6次化で売上拡大、GAPで経費削減。☞所得を伸ばしましょう」ということです。

一見すると「良いことだらけじゃない」と思うかも知れませんが、全ての人にとって、必ずしもこれが良いわけでもありません。

間違えないように、これらは結果であって、この結果を導くプロセスは、多様にあります。さらには、この結果も必ずしも全ての人が望むものでもありません。

「何故、農業を始めるのか?」

もしかしたら、ある人は「会社勤めで経費削減、効率化、売り上げ拡大・・・」が嫌で農業を始めたのかも知れません。

非効率だからいいというものもありますしね。

このあたりが判断の基準になるでしょうか・。

それでは。

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2019年1月19日リンクURL

週末農業塾/いちじくの実習

2019年1月12日(土)。週末農業塾第11期生の実習日でした。この時期にしては暖かく作業のしやすい1日でした。

この日は、「いちじくの枝の剪定」を行いました。

この作業は、冬場いちじくの休眠期間中に行いますが、春の萌芽に繋がる大事な作業です。

「どの芽を残すか?」芽の選定が重要になります。

ポイントは

1.隣の枝の芽との間隔はできるだけ等間隔(45cm位)にすること。

2.できるだけ上芽は使わないこと。(上芽は成長が強くなりすぎて、他の芽の生育にも影響してくる為)

3.芽の高さを揃えること。(樹液がどの芽にも均一に流れるように枝の高さ、芽の高さを考えます)

これが、なかなか難しくて、苦労するところなのですが、春からの生育を考えると、ここでしっかりと見極めておくことが重要です。

 

とはいえ、実習でいきなり選芽は難しいので、今回は、あらかじめエースクールの方で、マーキングしておきました。枝切りは、残す芽の一つ上の節のところ、節にそってノコギリで切ります。最初は、節にそって真っすぐにノコを入れるのが、中々難しいようで、苦労されてましたが、それも数をこなすことで慣れていきました。

切断後、切断面が乾かないように、木工用ボンドを塗って完了です。

お疲れ様でした。

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2019年1月14日リンクURL

トマト直売会

トマト直売会

本日は、神戸須磨のナナファーム様店頭にて、トマトの直売会を開催しました。

早朝からトマトを収穫し、そのまま店頭に直行。なんとか間に合い、バタバタと朝10時より直売開始しました。

が、開店前よりお買い上げいただくなど出足もよく、途中、お昼前には少しお客様も少なくなりましたが、14時頃には、全て完売となりました。

 

今日の完売の要因は、なんと言っても「試食」ならぬ「絞りたてトマトジュースの試飲」でしょうか。

トマトを冷凍して、それをミキサーで絞っただけのものですが、味がものすごく濃厚で、しかもシャーベット状になっていた事もあり、暑い1日となった今日の天気には、最高のものでした。

皆さんに大変喜んでいただけました。

直売会に参加したスタッフ、農業塾の塾生の皆さんも、途中、何杯も飲みながらの販売です。これは夏場には最高です。今後、エースクールの定番になるかも知れません。

 

さて。次回の直売会は、まだ未定ですが、おそらくイチジクが始まる8月か9月ごろになると思います。今度は冷凍イチジクを用意してみます。これがまた格別です。

 

 

 

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2018年6月30日リンクURL

明日はトマトの直売会です。

明日はトマトの直売会です。

明日30日(土)10時~販売終了まで。

神戸市須磨のナナファーム様店頭にて、トマトの直売会を開催します。

 

エースクールのトマトは、種から自家栽培しています。(種は購入です)

品種はサカタの「麗夏」と固定種の「世界一」です。

 

味は、どちらかと言えば「麗夏」の方がマイルドで、「世界一」は酸味が際立ってますが、どちらも「濃厚」です。

土耕栽培で、しっかりと有機物で土づくりをしていますので、風味もバッチリ出ていると感じています。

 

2月の種まきから始まり⇒育苗⇒土づくり⇒畝立て⇒定植⇒誘引・・・というプロセスを経て、ようやく先週より収穫が始まりました。

ここまで4か月ほどかかっていますが、この先、秋まで収穫が続きますので、まだまだこれからが本番です。

 

是非、お越し下さい。

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2018年6月29日リンクURL

トマトの出荷が始まってます。

農業塾の実習で、2月より、種まきから大切に育ててきたトマト。

途中、尻ぐされなどの問題もありましたが、パッツンパッツンの桃のような大玉トマトができまして、先週より出荷が始まりました。

、連日、収穫、箱詰めを行なってます。

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自分で言うのも何ですが、とにかく味がしっかりしてて、「ザ、トマト」という出来です。

農園で直販もしてますので、お試しください。
お問い合わせは

合同会社エースクール
神戸市西区平野町繁田589
078ー945ー6586

2018年6月27日リンクURL