いちじくの里への思い

4月より、あらたにオーナー制いちじく園「いちじくの里」をオープンします。

2年前まで、いちじくは、普通に収穫して、主にスーパーや直売所に販売をしていました。

それを昨年、いちじく狩り園をオープンし、がらりと変更しました。昨年は、ほとんどがご来園のお客様向けの販売に変わっています。

何故、方向転換をしたかと言いますと、いちじくの本当の力を知って欲しかったからなんです。(笑)。

いちじくが本当に美味しいのは、やっぱり「モギタテ」です。それも、樹の上でギリギリまで熟させて、完熟になったものは最高の味になります。

ところが、スーパーや直売所に出しますと、どうしても輸送時間がかかるので、それを見越して、完熟より半歩程手前で、収穫せざるを得なくなります。これが、どうにも悔しくて、変更致しました。

そして、今度は、オーナー制いちじく園です。

こちらは、お客様に1株オーナーになって頂いて、苗から育てる体験をして頂けるものです。

何故、オーナー制にしようと思ったかと言いますと、自分で育てる体験をしますと、更に、いとおしく、美味しく感じるのです。特にいちじくあのモギタテは、本当に美味しいですから、きっと感動すると思うのです。(私は毎年感動しますので)。

だから、これを是非味わって欲しいなあという事なんです。

そうする事で、いちじくへの誤解?を完全になくしたいなあと。それと、なんていえばいいのでしょうか、この活動を通じて「生産者は生産する人」「お客様はそれを買って食べる人」という関係だけではない関係を作れればなあとも思っています。

いちじくを作る人、買う人ではなくて、いちじく好きが集まって、あ~でもない、こ~でもないと言い合える仲間のような関係。

そんな場所になればいいなあ。


2019年2月8日リンクURL