農業塾の卒業生「脱サラ通勤農業」

農業塾の卒業生「脱サラ通勤農業」

「農業塾のO B訪問」

エースクール農業塾卒業後、更に、研修を重ね、ほうれん草農家になられた努力家の土田さん。

元会社勤めの「脱サラ、通勤農家」です。

農業塾時代、ハーレーに乗って来られてたので、当時の私たちの間では「ちょい悪オヤジ」。

それが、今はハーレーを軽トラックに乗り換え、神戸西区太山寺近くの農地にビニールハウスを建て、日々、奥さまとほうれん草を出荷されてます。

そのギャップに驚きです。

現在の農地は、ご自宅から通勤する事を前提に地域を絞り自力で探してこられたという事です。

まったくのゼロから、ここまで出来るのは、相当の努力や想いがあってこそです。

ハーレーの裏にこんな凄さを隠していたとは、当時、分かりませんでした。

本日は、急に尋ねてスミマセンでした。
優しく迎えてくださり、ありがとうございました。

2019年7月25日リンクURL

田んぼを畑に

田んぼを畑に変えれますか?

という質問をたまに頂きます。

もちろん出来ます。というか、兵庫県の場合、90%以上が、もともと田んぼで、もともとの畑など、ほとんどありません。

兵庫に限らず、日本中、畑より田んぼの方が多いでしょう。

田んぼを畑に変える時、一番の問題は、「排水」になるかと思います。

もともと田んぼは水を貯めるのが目的なので、排水はあまりよくありません。

畑にしようとすると、排水性が悪いと、育てられる作物も限られ、又作物も育ちにくいので、なんとかして排水性を向上させてあげなければなりません。

土壌を改良して排水性を良くする事も考えられますが、時間もかかりますし、なにより、田の底土は粘土層で水を通しにくい層になっている場合がほとんどなので、粘土層まで改良するのはなかなかのものです。

だから、まず、出来る事と言えば、明渠排水を徹底する事かも知れません。

排水口まで溝を掘ったり、排水口の高さが高ければ、排水口そのものを、もっと下に改良したり(できる場合)など。

うちの場合、これで、殆どの問題は解決されています。

重機などがあれば別ですが、労力は大変ですけどね・・・

2019年2月15日リンクURL

いちごにUVランプ

いちごの病害虫で被害が多いものは「うどん粉病」と「ハダニ」です。来週から暖かくなるようですが、気温があがると、これら病害虫には要注意になってきます。

それが、なんと、この2大病害虫に効果があるといわれている装置があります。

「タフナレイ」という紫外線ランプです。

これを夜中に照射すると、いちごの免疫力があがり病気になりにくくなるという事です。

実際に、使用している農家から聞きましても、「効果あり」という話は聞きます。

エースクールでは、これまで使っていませんでしたが、検討しています。明日も業者と打合せします。

決して安いものではありませんが、2大病害虫が発生すると収量は激減しますから、もし、これで防げるのであれば、投資としては悪くないかも知れません。

2019年2月14日リンクURL

温暖化と農業

昨年7月、スコールのような猛烈な雨。8月の猛暑、台風。9月も台風。それからずっと暖かくて、今年の冬もやっぱり暖冬です。

神戸近郊のいちごは例年に比べると数が少ない感じがします。エースクールのいちごも例年に比べると少ないです。

昨夏の猛暑の影響が出ているようです。

そして、これから春になり、暖かくなってきますが、極寒時期がほとんどないので、色々と心配です。きっと作物の生育には影響はでるでしょう。

こういうのが、今後、普通になってくるとも思いますし、益々、気温は高くなるかも知れません。さらには、極端な気候も増えるでしょう。

農業は、作物を育てる業なので、自然の影響は、どうしても受けてしまいますので、こうした気象条件もある程度は想定した上で、農業を行う必要もでてきます。

想定外想定外とばかり言ってても、それで被害を受けて、損失を被るのは自分です。言うよりもまず、できるだけ想定して、自分で対策をしていくしかありません。

厳しい環境にはなってきますが、もしかしたら作物によっては今より適した気候になるのもあるかも知れません。ものは考えようですね。


2019年2月12日リンクURL

農的SNSの活用

今さら感もありますが、新規就農を考えるのならば、SNSは使うべきですね。

もう、作れば売れる時代はとうの昔に終わっていて、自分で売り先を探していくのが当たり前の時代です。

もちろん、市場や大手スーパーに出荷する方法もあり、その場合、そこまで売り先を意識する必要はないかも知れませんが、この場合、価格は「相場」というものに左右されます。

例え、資材費が高騰し、燃料費が高騰し、人件費が高騰したとしても、相場が安ければ、相場の値段になってしまいます。

経費が上がっても、一切の価格に転嫁する事ができないのです。こうなると農業を続けようがありません。

つまり、価格の決定権は農家が持たないとダメで、その為には、売り先、特に直接買って下さるお客様と繋がるしかないのです。

では、どうやってつながるのか?

方法は色々とありますが、SNSはとても有効なツールに間違いありません。

プライベートがどうこう、恥ずかしいがどうこう、言っている場合ではありません。そんな事、言いたいのならば、独立して農業するのは辞めるべきです。(農業で稼ぎたい場合ですが。)

とはいえ、うちもまだまだ十分に使いきれていません。

でも、とにかく毎日アップデートしていますし、今後も継続していきます。

2019年2月11日リンクURL

いちじくの里への思い

4月より、あらたにオーナー制いちじく園「いちじくの里」をオープンします。

2年前まで、いちじくは、普通に収穫して、主にスーパーや直売所に販売をしていました。

それを昨年、いちじく狩り園をオープンし、がらりと変更しました。昨年は、ほとんどがご来園のお客様向けの販売に変わっています。

何故、方向転換をしたかと言いますと、いちじくの本当の力を知って欲しかったからなんです。(笑)。

いちじくが本当に美味しいのは、やっぱり「モギタテ」です。それも、樹の上でギリギリまで熟させて、完熟になったものは最高の味になります。

ところが、スーパーや直売所に出しますと、どうしても輸送時間がかかるので、それを見越して、完熟より半歩程手前で、収穫せざるを得なくなります。これが、どうにも悔しくて、変更致しました。

そして、今度は、オーナー制いちじく園です。

こちらは、お客様に1株オーナーになって頂いて、苗から育てる体験をして頂けるものです。

何故、オーナー制にしようと思ったかと言いますと、自分で育てる体験をしますと、更に、いとおしく、美味しく感じるのです。特にいちじくあのモギタテは、本当に美味しいですから、きっと感動すると思うのです。(私は毎年感動しますので)。

だから、これを是非味わって欲しいなあという事なんです。

そうする事で、いちじくへの誤解?を完全になくしたいなあと。それと、なんていえばいいのでしょうか、この活動を通じて「生産者は生産する人」「お客様はそれを買って食べる人」という関係だけではない関係を作れればなあとも思っています。

いちじくを作る人、買う人ではなくて、いちじく好きが集まって、あ~でもない、こ~でもないと言い合える仲間のような関係。

そんな場所になればいいなあ。


2019年2月8日リンクURL

いちじくの里 工事開始

いちじくの里の農園整備工事を開始しました。

といいましても、昨日の雨で農場が濡れていてトラクターは入れず、メジャーで測量しただけです。

農場の広さ24m×24m、交流スペース18m×30m、設置するいちじくのpotは最大で135pot置ける予定です。

2019年2月7日リンクURL

トマトの様子

1月26日に播種したトマト。播種からおよそ8日、2月4日の様子。70%ほど発芽。温度が低くなりがちな奥側(ハウスの端に近いところ)が少し遅れているようです。20℃設定×8日の状態です。

2019年2月6日リンクURL

農業塾無料説明会のお知らせ

この春より開始の各コースにつきまして、下記の日程で、無料説明会を開催しますので、お知らせいたします。

●2月24日(土)

10時~  いちじくコース第1期

13時~  週末農業塾(一般)12期

15時~  いちごコース第3期

●3月3日(日)

13時~ いちじくコース第1期

●3月16日(土)

13時~ 週末農業塾(一般)12期

15時~ いちごコース第3期

●3月31日(日)

13時~ 週末農業塾(一般)12期

15時~ いちごコース第3期

尚、お申込みは各コースのホームページよりお願いします。

いちじくコース

週末農業塾(一般)

いちごコース

2019年2月5日リンクURL

今年のいちご

今シーズン、近所の直売所やスーパーを見てますと、神戸近郊のいちごが少ないように思います。それも例年に比べると極端に少ないように思えます。

おそらく昨年の夏の暑さ、秋から現在までの気温の高さが影響しているのではないかなとも思います。特に、いちごにとって夏は苗づくりの時期で、大事な時期でもあります。この時期の猛烈な暑さが、苗の生育に影響しているのではないかなと思われます。

苗が少ないとは聞いてましたが、収量にも直撃しているのではないかなと推測します。

エースクールの「いちご」はどうかと言いますと、例年に比べると少し少ないかも知れません。

ただ、幸いなことに、それほど極端な減収というわけでもありません。

さて。これからがいちごの本格シーズンになります。いちご農家は、ここから勝負です。


2019年2月4日リンクURL