2014年9月27日(土)
新規就農週末コースin神戸 第11回講座(経営編)
「農業の現状」
本日の講座から経営編スタートです。
今日は、兵庫県農業経営課よりお越しいただきました。
まずは、兵庫県の農業環境全般について写真左の資料をもとにお話しいただきました。
その後は、就農~経営発展までの流れや、その中での県の支援などを写真右の資料をもとに、それぞれの事業を具体的に説明頂きました。
2014年9月20日
新規就農週末コースin神戸
第11回農場実習
本日は前期最後の農場実習。
実習エリアの収穫とほうれん草の残り一畝への播種、
ハウス横のエリアを片付けて、バーベキュー用のスペースにしました。
バーベキュー前には前期の実習のまとめを行いました。(写真)
バーベキューでは、収穫したなすと枝豆、
コーンを使いました。
みなさん、肉よりもコーンがメインでもりもり食べてくださいました。
特にコーンは大好評!!
確かに焼いて醤油をつけて食べると
コーンの自然の甘さと醤油のしょっぱさのバランスが絶妙で、
食感もほくほくしていて何とも美味しかったです!
そして、食後は実習生の女性の方が、手作りケーキを持ってきてくださいました。
とても美味しいチーズケーキでした!
ごちそうさまでした!
2014年9月13日(土)
新規就農週末コースin神戸 第10回農場実習
本日のメニュー
・キャベツ、ブロッコリーの定植
・人参、ほうれん草の播種
・長ナス収穫
前日にトラクターを入れて耕うん、畝立てまで終えていたので、
本日はまず、定植、播種準備で
施肥、管理機での耕うん、畝の整形(写真)を行いました。
人参とほうれん草の畝は、播種機を通すため、大きい石を取り除くなど、念入りに整形しました。
次に、ブロッコリーとキャベツの畝は「トレファノサイド乳剤」という除草剤を散布してから定植。
除草剤散布の前に、使い方の説明と、
液剤の説明を行ってから、散布。
午後からは、人参とほうれん草の播種。
播種機の使い方から説明があり、
実際に播種をしたあと、人参には「クリアターン」、ほうれん草には「アラージン」という除草剤をそれぞれ散布。
最後は、たっぷりと灌水。
長ナスは、切り戻し後(実習では)初収穫。
収穫の喜びショットをパチリ。
2014年9月6日(土)
新規就農週末コースin神戸 第9回農場実習
本日のメニュー
・実習エリア秋野菜定植(ブロッコリー、茎ブロッコリー、ミニ白菜)
・生産エリアコーン防除と土寄せ
写真右側に植え付けをする苗があります。
これはJAで注文していたもの。
どのような注文の仕方があり、1トレーいくらぐらいするのかなどを説明。
ブロッコリーの定植。
株間35センチで2条植えです。
白菜は枝豆あとの畝のマルチをはぎ、施肥をして耕うん。
畝を整形し、株間25センチ、4条うえで定植。
茎ブロッコリーは前回マルチをしたところに株間35センチで穴を開けて定植。
これで定植は完了。
夕方から雨の予報だったので、潅水は雨にお任せで。
今日は初めは雨の予報だったのが曇に変わり、当日は晴れていてとてもムシムシと暑い日でした。
みなさん大汗をかきながら作業をしました。
最後は生産エリアのコーンへ
・パダン粒剤散布
・通路に培土版を入れたあとの土寄せ
本日の作業は以上でした。
実習生がお一人熱中症気味でダウン。
自分では大丈夫と思っていても、炎天下の下での長時間作業で大汗をかいたりと、
慣れない状況ですので、くれぐれもご用心を!
2014年8月23日(土)
新規就農週末コースin神戸 第8回農場実習
本日のメニュー
・実習エリア秋野菜用の畑準備
・コーン定植
・長ナス切り戻し(秋どりにむけて)
ブロッコリーと茎ブロッコリー用の畑の準備。
雨の予報だったため、トラクターで耕すのはこちらで前日に済ませて、
本日は施肥、管理機での耕うん、畝の整地、マルチ張りまでを行いました。
管理機は、初めて使う方がほとんどで、
皆さん、悪戦苦闘されていました。
昼休憩前に、雨が降りそうな雲模様だったので、
コーンの定植を先に終わらせて、休憩。
曇りかと思えば晴れてきたりと、かわりやすい天気模様で、湿気がかなりあり暑い日でした。
昼からは、晴れていて気温も上がってきていて、長時間作業は危険なほどでしたので、
午後のナスの切り戻しは手際よく行いました。
まずは切り戻し、全体の3分の1ぐらいを切り取っていきます。
台風で実がキズだらけだったので、それごと切っていきました。
次に、根を切ります。
写真のようにスコップをざっくりと差し込みます。
差し込んでマルチに穴があいた所に、追肥、最後は穴の上にかぶさるように防草シートをかぶせて終了。
熱い中皆様お疲れさまでした!
2014年8月9日新規就農週末コースin神戸
第9回講座「新規就農事例1」
講師は、神戸市西区平野町で2反の露地野菜栽培をされている浅川さん(女性)にお越しいただきました。
・はじめに、自己紹介やなぜ新規就農するに至ったのかの経緯。
・その後、独立1年目以降の実際の流れを(一日の作業~畑の準備~売上実績まで)紹介。
・栽培している作物ごとの栽培方法や失敗談や、出荷についてのノウハウやアドバイスなど
・最後に、独立後4年目の現在の感想や独立1,2目の収支までご紹介いただきました。
・他には、人脈の作り方や就農時にあるとよい道具や、はじめにしとけばよい仕事などなど、新規就農する際に役に立つ情報をいろいろと赤裸々にお話しいただきました。
皆さん、自分に近い目線での話だったということもあり、熱心に聞いておられました。
また、休憩中や講座最後にも多々の質問があり、丁寧に回答していただきました。
皆様、お疲れさまでした。
2014年7月19日
新規就農週末コースin神戸
第7回農場実習
本日のメニュー
・スイカ初収穫、ナス収穫~袋詰め
・トラクター実習
・ニンジン施肥、畝作り
・草刈り機実習
・食用ほおずき手入れ
スイカの収穫。
まだとるには早いものがあったり、逆に割れてしまっているものもあったり。
宝探し感覚での収穫でした。
お昼には朝採って冷蔵庫に入れていたスイカをみんなで試食。好評な味でした。
なすは「長ナス」なので、結構ビックサイズに育っています。
台風の時についた傷が多くて、キズもので出荷中。
トラクタの実習。
はじめに実際に操縦するときにつかうレバーや、扱い方などを指導頂き、
その後、それぞれ実際に畑を耕してもらいました。
まっすぐ進むのが意外に難しいのです。
培土板を付けて、ニンジン用の畝作りのための溝切りを実演。
高さの調整が難しいとのことでした。
昼休憩後、草刈り機の実習
刃がむき出しになっており、一つ間違えればすぐに事故につながりかねない機械。
その辺の注意点と、操作方法を説明後、実践。
この後、にわか雨に降られて、ハウスに引き上げ後ナスの袋詰め。
食用ほおずきの手入れ途中でまたにわか雨。
この時期は午後、にわか雨が当たり前になりますね。
お疲れさまでした。
2014年7月12日
新規就農週末コースin神戸 第7回講座
「種苗の基礎」
講師はドリームズファームの山口社長
今日の内容レビュー
①F1種と在来種
F1種とは原種に色々な種類の品種を交配させてつくられた種で、市販されているものはほぼ100%F1種ということです。
対して、在来種はあまりみかけないのですが、例えば京野菜などの地場野菜といわれるものは、在来種。
例えば、とまとの品種で有名な「桃太郎」はF1種で色んな種類がありますが、
それぞれに暑さに強いとか病気に強いとかの特徴があります。
ですので、自分で種や苗を選ぶときはまず植える時期を考慮して、その時期に育てやすい特徴をもったものを購入するのが良いということです。
cf.夏収穫のキャベツ→暑さに強いキャベツの種か苗
②種苗会社について
日本の種苗会社の大手はタキイかサカタですが、
地方によって、他にも種苗会社があり、
各種苗会社には、強みとなる野菜の種をもっています。
例えば、タキイ種苗(京都)は、トマトに強い(「桃太郎」はタキイ交配)
ナント種苗(奈良)はスイカに強いなど
③苗か種か
植えるときにまず選択肢を迫られるのが、種から育てるか、苗から育てるかです。
種からの育苗して定植するのと、苗を購入するのと、
それぞれのメリット、デメリットがあります。
その一部を紹介しますと、
種からの育苗はけっこう難しく、手間と時間がかかるが、作物は育苗でその品質の70%が決まる!ので、
プロでこだわりがある農家さんは自分で納得のいく苗を育てる方が多いということです。
対して、苗で購入すると、お金だけでいうと種よりは高くつきますが、病気に強い接ぎ木苗などを選択できる余地があり、
定植してからの病気をある程度避けることができる。
などなどどちらがいいという答えはなく、
自分の経験と腕を見越して選択するのがよいようです。
④発芽率と発芽勢について
発芽率=播種した全数と発芽した数の割合
発芽勢=発芽揃いの歩合・・・温度と湿度管理(温度○○℃で湿度○○%)によって発芽のタイミングを均一にする
発芽に必要不可欠な要素・・・温度、水分
山口さん談 びっくりエピソード~出荷したメロンのなかからもやしが出てきた?!~
ハウス内が28度以上になる季節でしたので、メロン内の種が温度とメロンの中身の水分によって発芽してしまっていた!という
こんなこともあるのですね。
質問タイム
Q1遺伝子組み換えについて教えて下さい
A.遺伝子組み換えによってどのように人体に影響があるのかは現状では科学的に証明されていない。
今の時点では、まだ証明されていないから、避けるのかどうかの選択の問題
Q2F1によって種の多様性が失われているということについて
A.原種や希少種を選択して栽培することも可能だが、経営的に成り立つかを考えての選択が必要。
F1種が100%近く選択されている背景には生産の安定性があるということだろう。
今日は猛暑日。
畑での実習より、涼しい部屋でしっかり勉強できて幸いでした。
来週の実習の天気が気になるところです。
みなさまお疲れさまでした。