第10回講義 新規就農事例2

11月17日(土)、新規就農週末コース神戸、第10回講義を行いました。
今回の講師は、今年、神戸で就農された「浅田さん」です。

現在、58歳。脱サラ就農です。
あふれる研究心と行動力に、ただただ脱帽です。
講義資料にはありませんでしたが、「浅田さん」に見せて頂いた「就農計画」の緻密さは、驚きのレベルです。

さて。
講義の内容ですが、就農に至るまでの経緯、ステップ、就農後から現在までの状況などなど。
決算!?も含め、ご説明頂きました。

そんな中で、個人的に身にしみたのは、「新規就農者は無い無い尽くし」というお話。

ほんと、そうなんです。
普通!?の農家さんでしたら、普通にあるものが、新規就農者には、全く「ない」のです。クワも無ければ、水もない、トイレもない、作業場もない、トラクターなんて当然ありません。「ない」ものをあげればきりがありません。そんな中でも、消費者は、新規就農者でもなんでも、当然、同じ水準を求めます・・・・。

なので、新規就農者は、まず、ベースが無いハンデを克服しなければなりません。だけど、一方で、農業一筋の農家さんだとしたら、想像もできないような「発想」ができるかも知れません。違った経験、知識、人脈もあるかもしれません。

あと、もうひとつ、感じたのは、「仲間」の重要性。農業以外でももちろん大事なのですが、農業は殊更、一人では何もできません。一緒に考え、一緒に行動して貰えるような「仲間」が大事・・というか「必須」だなと、つくづく感じました。

そのためにも、とにかく、まずは「一生懸命にやる」という事かな・・・。

私も今年、会社(エースクール)ではありますが、新規就農をした端くれです。そんな時、浅田さん、浅川さんがいて、もちろんドリームズファームの皆さんもいます。どれだけ心強いか分かりません。

きっと、こういう「繋がり」を、みんなが、次に繋げて行く事が大事なんだろうね。
エースクールも「一生懸命にやり」ます。

田中康晃