ブロッコリー初出荷!

皆様こんにちは。
エースクールスタッフ宮崎です。

今年九月に植付していたブロッコリーが順調に成長し、本日初出荷します。
11月末頃に花を付けたものの12月に入ってからなかなか大きくならず、年内出荷はむりかな~と言っていたのですが、
先週からいっきに多くきなってきました。
採ってみると、茎が意外にぶっとくて、花もしっかりしていて骨太ブロッコリーです。

本日の出荷先は、「めぐみの里」学園南店、枝吉店です。

写真 1

20131220 (1)

20131220 (2)

20131220 (3)

新規就農週末コース神戸 12月14日第17回座学研修

2013年12月14日(土)新規就農週末コースin神戸 第17回座学研修

「農作物の流通販売」

本日の講師は、京都で代々集荷業を営んでおり、社会保険労務士でもある橋本先生。
大丸京都前でマルシェを運営されたり、食育指導員としても活動されていたりと、多岐にわたり活動されています。
そして、今回の講座はそういった現場での体験をもとにお話し下さったので、とてもわかりやすく、現実味がありました。

1.青果物流通の話
2.販売方法の色々
3.集荷人・マルシェの売り子という経験から

まず、1.では、青果物流通の仕組みをご自身が営む「集荷業」の位置付けをはじめとして図を描いて説明。
「農家⇒集荷業⇒市場―⇒仲卸⇒量販店、小売り店など」という仕組みの中身が近年量販店を主とした流れに変わってきているということです。
また、生産者が作物を売るルートでは、市場にもメリットがあり、どのルートを使うかは自分のスタンス次第で決められるということでした。
が、地域の中でやっていこうとすると、自分のスタンスを通すことができないこともあるので、就農場所を決める時にはこの点にも気をつけた方がよいということでした。
ちなみに、
Q.市場出荷の利点とは?
A.持っていったものは必ず全量売ってもらえる(が、買い手がないとありえない値段をつけられることも)
  売上金の支払いが3日後に現金であること

2.3.では、まず市場流通と市場外流通のことをお話しいただきました。
1.でも話されたことですが、では、
Q.市場流通を目指すには何が必要か?
A.規格と量の安定、と毎日出すこと
そして、市場外流通ではご自身が取り組まれているマルシェの売り子としての経験からお話し下さいました。
マルシェは「直接販売」の部類に入りますが、売る側としてはこれがいちばんおもしろいとのこと。
利点は、売り方を工夫できること。
値段を決められること。
自分でこだわりを伝えられること。

今回の講座のポイントは、
流通経路と売り方によって、農作物の値段が決まってくるということを理解すること。
また、売れる値段の上限があるということ。
これは、生産者は理解しておくべきことですね。
橋本先生が運営するマルシェでは、生産者の方向けに「価格決定についてのご案内」という文書を渡しているということで、資料として配って頂きました。
そこには、「仕入価格」+「仲介手数料○○%」+「当社利益」+「廃棄」=「販売価格」
という値段の付け方の説明と「仕入価格」と「販売価格」のところが空欄になっており、生産者の方に書き込んで頂くようになっていました。
ここまでの説明と、土台を用意していても、(納品書に)値段を書いてくれない生産者もいるということでした。
生産者は作るだけで、販売は投げやり、という従来のやりかたでは流通販売形態が多様化している今では厳しいですね。
情報収集と発信を意識していかなければと思います。

時代の流れで「八百屋」さんはなくなってきていますが、
時代にあわせて「八百屋」の役割を担う形を消費者に提供できるようになれば、豊かな農業経営ができるのではと思いました。

余談ですが、橋本先生が運営するマルシェのfacebook是非ご覧ください。↓
https://ja-jp.facebook.com/kyoto.marche
生産者と良いお付き合いしているなということが、写真の生産者の方々や作物を見ると分かります。
人間も作物も表情の豊かなこと!
こういう方々が作っている作物を是非食べてみたいと思わせてくれます。

皆様おつかれさまでした。
写真 4

写真 3