2013年10月19日第13回座学研修in神戸
今回のテーマは「農業経営の実際2」
淡路島の洲本市にあるチューリップハウス農園から高詰さんをお招きしお話を伺いました。
実際に新規で就農されてご活躍されているその歩みやスタンスなど興味深いお話をしていただけました。
現在のチューリップハウス農園は、農業生産を土台に加工、流通、飲食など様々な分野を実践されています。
人員構成は、役員2名、社員4名、研修生2名。
最初は高詰さんともうひとりの2名で農地の開墾から始め、その姿に徐々に地元の農家の方々から声をかけられ、協力を得られるようになり、
果ては、地元の協力で、開墾した畑横に道路まで作ってしまったという。
開墾前後の畑や道路の様子を、プロジェクターを使って写真で見せていただきながらのおはなしで、とてもリアルに理解することができました。
講座の最初にチューリップハウス農園のみかんジュースを各自いただき、それを飲みながら話を伺いました。
開墾からはじめこつこつと取り組んでだんだん形を作っていった経緯を聞きながら、やはりこれから就農するスクール生の方々にとって一番の学びになったのは
その際の苦労話や失敗談、またそこから改善を行っていたエピソードではなかったかと思います。
最後の1時間は質問タイム
スクール生各自が目指す就農後の将来像を実現するためには、どうしたらいいのか?
といったあたりの質問がやはり多かったように見受けられました。
また、自分たちでできることは機械修理でもやってしまうというというところに、
どうやってやれるようになったのか?との質問がありましたが、
やはりそれも人のつながりに支えられてのことでした。
何にでも言えることなのでしょうが、人間関係をうまく築くことが大事なのだということですね。
チューリップ農園のスタッフは皆20代。
ハードな仕事も若い力と団結力でこなしていくということでしたが、
若さは無限ではないということを前提に、これからの農園作りを模索される様子も印象的でした。
スタッフ 宮﨑