7月14日、京都コースでは最後の座学研修となりました。
本日のテーマは、「農業経営の実際」。
農業には都市近郊農業と地域農業があります。同じ農業経営であったとしても、販売方法や地域・JAとのかかわりなど、まったく違う農業があります。
それを実際に農業に従事されている先輩に生々しく語ってもらおうというのが今回のテーマです。
まずは、京都市右京区嵯峨野の生産者、本田さん。
京都・嵯峨野といえば、嵐山。本田さんの圃場も嵐山の周辺に位置し、観光シーズンにはまったく身動きがとれない(車での移動ができない)ほど人でにぎわう場所にあります。
そして、京都府舞鶴市の生産者、椋本さん。
舞鶴は京都府北部地域の中心都市ですが、京都市と比べると人口も少なく、駅から離れると田畑が広がっています。椋本さんは地域の担い手として、水稲を8町、その他万願寺唐辛子を4棟のハウスで栽培、他にも2棟のハウス、数反の畑で野菜を栽培されています。
私が想像していたとおり、面白い対比のお二人の話となりました。
椋本さんの話は、新規就農を目指す受講生には、一見、飛躍した話に思えますが、いわゆる地域に就農し、地域の中に入れば入るほど担い手としての存在感が増してきます。就農したときの想いとは違った方向にいく可能性もあります。それが現在の日本の農業の実態となっています。
本来なら、コースの最初にお二人の話を企画していたのですが、わけあって最終コマとなってしまいました。ですが、色んな農業を体験してからのこの話。結果的には色んなことが想像できて、よかったのではないかと存じます。
今回、画像なく、失礼します。
筆)京・野菜きれい研究所 橋本將詞