第12回講義 農業経営計画の作り方

12月6日(土)、新規就農週末コース神戸、第12回講義「農業経営計画の作り方」を行いました。
本日の講師は私(田中)が担当させて頂きました。

経営計画=営農計画の事です。

手順としては、
自分の作りたい作物について、品目別に作付計画を並べる。
  ↓
自分の農場に合わせて、農場別の作付計画を作る。
  ↓
必要となる機械設備をあげる。減価償却高を算出する。
  ↓
指標や実習での経験などに基づき、売上、経営費、労働時間を積み上げる。
  ↓
労働時間に基づき、人員を算出する。
  ↓
初年度~5年目まで、年度ごとに収支計算を行う。
  ↓
10カ年収支計画を作成する。

おおよそこのような流れになると思います。
と言われると難しそう・・・って、敬遠しがちになりますが、
講義でもお話しましたが、あまり細かい事は気にしないで進めるのが良いかも知れません。

数字は大事ですが、数字ばかり追いかける農業というのも、人によっては楽しくないですよね(笑)。
数字好きな人はどんどん詰めて下さい。

個人であれ会社であれ、独立して農業を始めるという事は「経営者」になるという事ではないでしょうか。
大きな流れ、方向性は確認しつつ、皆さんが最初に「農業を始めてみたい」と考えるようになった、その気持ちを一番大事にして下さいね。

田中康晃

第15回 農場実習レポート(チームス様視察@豊岡)

12月2日(日)、新規就農週末コース神戸、第15回農場実習を行いました。
今回は、エースクール同様に兵庫県新規就農促進モデルファームとして農業研修を行っておられるチームス様の農場へ視察に行かせて頂きました。
豊岡です。

場所が変われば、農業のスタイルもずいぶん変わるものです。まずは、こちらニンジン畑。良く太った大きなニンジン。

なんと。スキー場の中に畑が・・・

これから広大な耕作放棄農地を開墾するとの事です。スケールがすごい。。

こちらはハウス。マスタードリーフや一部試験的にトマトも栽培されてました。無農薬栽培です。

最後に集合写真。今回、残念ながら欠席となった受講生もいましたが・・・・。またの機会に。

それにしても規模感が全く違います。
神戸と豊岡、同じ兵庫県なのですが、**aレベルに対し、**haです。

気候も違います。
積雪があるところとないところ。

今回、受講生のみならず、運営スタッフ側としても物凄く勉強になりました。
今度は、22日、チームス様が、エースクールにお越し頂きます。

こういう交流って、すごく楽しいです。

チームス様
ありがとうございました。
また、今後とも、宜しくお願いします。

田中康晃

浅川さんの華麗な手さばき@道の駅

第14回 農場実習レポート

11月25日(日)、新規就農週末コース神戸、第14回農場実習を開催しました。
先の週からの雨で、実習農場の土の状態は、あまり良くなかったのですが、ホウレンソウが待ったなしの状態でしたので、収穫を強行しました。

収穫はこれで3回目かな?実習生も慣れたものです。あっという間に収穫終了。

洗い。

束ね。すごいもので、何回か作業をしているとスピードが格段に上がります、思っていたよりも早く終了しました。今回は135束。直売所に出荷します。

こちらは茎ブロッコリ。こちらも収穫しました。

実習生もエースクールもだんだんと手つきが良くなってきました。
又、どのくらいの作業量、作業時間、収益性・・・など、だいぶ実感できるようになってきたのではないでしょうか?

こういうのは、いくら講義を受けても、本を読んでも、イメージこそ出来ても、実感レベルにはなりません。
「経験に勝るものなし!」

田中康晃

第13回 農場実習レポート

11月24日(土)、新規就農週末コース神戸、第13回農場実習を開催しました。
先の週の雨により、実習農場がぬかるんでいたため、今回は、ドリームズファーム様のトマトハウス内にて、トマトの定植および摘葉作業などを行いました。

こちら、定植前のトマトの苗。

マルチの穴から、手を差し伸べて土を掘り、やさしく定植していきます。

こちら実習生の定植作業の様子。これが、見ている以上にハード作業。腰や指が痛くなってきます。

午後からは、トマトの葉かきとわき芽取り作業。
日当たりや風通しを良くするため、一番下の花が付いているところより下の3つの茎葉を残して、下すべての茎葉を取り除きます。

茎の間に出てくる「わき芽」はすべて取り除きます。これで主茎の成長を促します。

この作業も中腰作業の連続で、見た目以上にハードです。
農家さんのありがたみを感じます。

でも、トマトの香りがいいのですよね。
こんな環境で、運動!?してたら、きっと元気になりますよ。

田中康晃