第11回講義 農業の現状

更新が遅れすみません。
11月23日(金)、新規就農週末コース神戸、講義経営編「農業の現状」を開催しました。

講師は私(田中)が少しと、兵庫県農業経営課の赤堀様、石古様にお話頂きました。

まず、私の方からは、「農業の現状」という事で、農林水産省が発行している統計データをもとに、新規就農者の動向、困っている事、研修の内容有無など、お話をさせて頂きました。

やはり気になるのは、「お金」なんですね。
この話になると、受講生の目が「キラッ」と輝くのが分かります(笑)。

これまでも、「新規就農事例」の講義の中で、実際の様子について、今年の新規就農の方にお話しを頂いてきましたので、薄々と感じておられたと思いますが、統計でもその厳しさははっきり見えます。

農業所得200万円のラインをクリアする事。
新規就農者にとっては、これがひとつの目安でしょうね。

次に後半は兵庫県農業経営課の赤堀様より、「兵庫県の現状」についてお話を頂きました。
今年から始まった青年就農給付金制度、これに関連する「人と農地プラン」などなど、結構、新規就農者に対する支援策は沢山あります。

そんな中で、印象に残ったのは「補助金はあてにしない。頼らないで下さい」というお話。
確かに。その通りと思います。

農業は、ほんと様々な補助金、助成金制度があり、支援が充実しているように思えます。
使えるものは、どんどん使えばいいと思います。

でも、決して、制度に合わせて無理な投資をしたり、雇用したりしないように注意が必要なのではないでしょうか?補助金や助成金はいつ無くなってもおかしくないので、無くても回るようにリスク回避しておく事はすごく大事かなと。

とはいえ、やはり気になりますよね(笑)。
青年就農給付金にしても、始まったものですので、ある程度、継続して頂ける事を望みます。

赤堀様、石古様、ありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。

田中康晃