第7回講義 種苗の基礎

10月20日(土)に行われた第7回講義「種苗の基礎」の報告をさせていただきます。

新規就農週末コース 神戸会場
日時: 10月20日(土)
場所: エースクール会議室
内容: 第7回講義「種苗の基礎」
講師: 山口 和人(㈲ドリームズ・ファーム社長)

本日の内容は「種苗(しゅびょう)の基礎」です。
文字通り「たね」と「なえ」です。


「種」の説明をする講師の山口社長

種には大きく分けて2種類あります。

「固定種」 と 「F1種」 です。

「固定種」はそれぞれの地域の風土や気候に合った種で、
自家採種できるので翌年も作付できるのが特徴です。

「京野菜」が有名ですね。

一方
「F1種」は First Filial generation の略で
F は filial(~世代)の頭文字で
1 は firstの 1 からとってるそうです。

さらに、F1種は異なる品種を掛け合わせて作っているので…
雑種第1世代と言えばイメージしやすいですね。

一代交配と書かれている場合もあります。

ということはメンデルの法則よろしく
次世代の種は何が出るのかわからないので
自家採種は出来ません(しても意味がありません)。

一般農家の主流はどちらなんでしょうか?

それは断然「F1種」だそうです。
F1種は耐病性があり作りやすく品種改良されているのが大きな理由です。

「効率」を求めるとそうなるのが世の常でしょう。
F1種は耐肥性があるので、そのために大量の肥料を投入し
肥料が多いと雑草が多く生えるのでそれを抑制するために
農薬を散布する…その繰り返しです。

なんてひどい農家だと思ってしまうでしょう。
しかし、それを求めているのは我々消費者だということも忘れてはいけません。

ですので、「自分で」作ってみてはどうですか?
それを当スクールを通して学んでいきましょう!


真剣に講義を聴くスクール生のみなさん

つづいては「苗」のお話です。

苗を育てる上でいちばん大切なのは

「根」をいかに伸ばしてあげるか

です。

育苗しているときは葉っぱや茎の様子をみてしまいがちですが、

プロの農家は「根」を注視するそうです。

やはり視るところが全然違いますね。

根を気持ちよく張れるようにポットの大きさや灌水量を作物によってうまく調整することが大事だと力説されていました。

「三つ子の魂百まで」は野菜も一緒で

育苗時の性質がそのまま生長したときにも表れるようです。
水を多くあげすぎると水太りしやすくなりますし、
適度に水をあげると筋肉質の強い樹になるそうです。

それくらい育苗は神経を使う大事なステージです。

スクール生のみなさんは種の種類の豊富さや

育苗の仕方に興味津々で途中で質問が飛び交う

侃々諤々の熱い議論がなされました。

了 黒木 大将

2012年10月20日リンクURL コメントを残す

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