播種の次の行程は
「灌水」
です。
ただ単に播種しただけでは芽は出ません。
発芽に必要なのは
水
空気(酸素)
適当な温度
です。
光
肥料
は発芽には必ず必要とは限りません。
むしろ発芽してから後の生長に重要なファクターになるでしょう。
灌水作業に戻ります。
まずは灌水チューブを畝の中心に敷きます。
チューブがぐちゃぐちゃにならないように
しっかり裏表を確認して行うようにしてください。
チューブを留める前に1回水を通してみます。
このときのバルブ開閉に注意点があります!
まずは本圃のバルブを開けます(上の画像です)
そしてその後に
この元栓のバルブを開けます
この順番を間違うと元栓の水圧で水管が破損してしまうことがあります。
(小学校のガスバーナーを思い出しますね笑)
まとめると
バルブ開ける→元栓開ける→水を出す→元栓閉める→バルブ閉める
この手順は金科玉条です!
水を出したらチューブを留めます。
専用のストッパーもありますが余っている資材で流用します(コスト削減!)
水が出ているのが分かりますか?
土の湿り具合で分かると思いますが…見えにくくて申し訳ないです
水のかかり具合にバラつきがあるのがわかりますでしょうか?
まっすぐ引いてもどうしてもチューブに左右に寄ってしまいますので
必ず左右対称に均等に水がかかるように調整します。
また、詰まりもありますのでチューブを擦って水を出してあげます。
散水の寄りを確認する生徒のみなさん
調整作業風景
さあ、調整完了です。
みなさん服が濡れながらも真摯に作業に取り掛かっていました。
お疲れ様です。
このあと40分ほど灌水して一連の作業は完了です。
灌水の目安は作型や季節によって変わってくるので実際に土を掘ってみたりして目視の確認による経験を積む他にありません。
やはり現場に携わることが肝要だということですね。
発芽が楽しみですね♪
【了】 黒木 大将